PTA広報誌の作り方

PTA広報誌の作り方 製本の「右綴じ」「左綴じ」について

こんにちは

PTA広報誌のミカタです。

 

前回はページ割についてご説明しましたが、今回はページ割にも関係している製本の「綴じ」をご説明します。

綴じとは、右側から開くものと左側から開くものがありますよね。

小学校の時の教科書を思い出して下さい。

国語と算数の教科書、開く方向が違ったでしょ?

 

知ってるよ!

という方も多いと思いますが、おさらいの意味も込めて早速説明していきましょう。

 

ページ割の記事についてはこちら
図解で説明 ページ割について

 

製本「右綴じ」「左綴じ」について

製本とは広域には「本を作る際に行う作業、決めごと」となります。

広報誌は本ではありませんが、折ってページを付ける時点で本に見立ててそのように表現します。

 

製本の「綴じ」とは、表紙を見た時に向かってどちら側が綴じられているか。を表しています。

向かって右側が綴じられている場合は「右綴じ(右開き)」(単に右開きという場合もあります)

向かって左側が綴じられている場合は「左綴じ(左開き)」(単に左開きという場合もあります)

と言い表します。

 

「綴じ」による違いはなんですか?

綴じによる違い、それは「縦書きか、横書きか」を表すものです。

お子さんの教科書を見ていただくとわかります。

 

国語の教科書は縦書のため右綴じ

 

算数・理科・社会は横書きのため左綴じ

ですので、広報誌を作る時

新聞のように縦書なら右綴じ

数学の参考書のように横書きなら左綴じ

 

それ以外に題名が縦書の場合右綴じ、題名が横書きの場合左綴じ

のように判断することもありますが、基本的には内容ページがどのように書いてあるかで製作者が決めるものです。

 

 

マンガ本はセリフが縦書なので右綴じです。じゃMANGAは?

余談ですが、海外でもマンガ本は「MANGA」として知名度がありますね。

このMANGAですが、海外に輸出する時にちょっとした問題が話題になりました。

特に英語圏での話ですが、このMANGAを輸出しようと思った時の問題。

それは左綴じしか無い文化圏(英語はほぼ横書き)に、縦書の右綴じを持ち込むかどうかで議論があったようです。

これはMANGAにとってとても大きな問題で、右綴じのものを左綴じに変えると。。。

 

大事な部分なので図を使って説明しましょう。

 

綴じの持つ、本当の意味は読む方向

右綴じ縦書の場合、自然に最初のページの右上から読み始めますね。

左上から読みはじめる人はいないと思います。

この法則で考えると、左綴じ縦書のものを開いた時に2ページ目にあたる右上から読むのか。

ということになります。これはちょっとしたパニックです。

言葉だけではわかりにくいので図で説明します。

 

右綴じの縦書

右綴じの縦書の場合はこのような読む方向になります。

 

 

左綴じの縦書

もし、縦書なのに左綴じにするとこう読むことになります。

日本人としてこんな読み始めと読み終わりは考えられませんよね。

 

これは横書きにも言えます。

 

左綴じ横書き

左綴じ横書きの場合はこのような読む方向になります。

 

 

右綴じ横書き

こちらも、横書なのに右綴じにするとこう読むことになります。

おかしいですよね。

こんな読み順わかりにくいですよね。

それをわかりやすくするために、読みやすくするために綴じと文章の方向は密接な関係にあるんです。

 

本日のポイント
  1. 製本の綴じとは
  2. 綴じには右綴じ左綴じがある
  3. 綴じは読む方向で決める

今まであまり意識してなかったと思いますが、綴じには読む方向を自動的に決めさせる効果があるとわかりましたね。

これは日本語が持つ独特のルールが原因です。

日本語はありとあらゆるものに対応できるように、様々な変化を遂げ今日に至ります。

私は日本語の持つ、微妙なニュアンスがとても好きです。

この綴じも文法も、全てその日本語の持つニュアンスを活かすことのできる手法だと思っています。

みなさんもデザイをはじめる前に、まず内容を大まかに決めたら文章の入れ方、読ませ方を考えて綴じを決めてからレイアウトとデザインをはじめるのが良いと思います。

 

弊社にご依頼いただくときも、右綴じ左綴じはお客様に決めていただきます。

とても重要な項目ですので、皆さんで話し合うタイミングで綴じの方向も決めておくことをオススメします。

 

 

 

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