PTA広報委員のススメ

PTA広報誌の印刷会社はどこが便利?印刷会社選定のコツ、価格帯や注意点までプロが教えます

投稿者:PTA広報誌のミカタ管理人 最終更新日:

こんにちは

PTA広報誌のミカタです。

 

自分でPTA広報誌を作成した場合、殆どのPTA様が印刷工場へ印刷をお願いしていると思います。

印刷工場を選ぶ時は学校から近くて昔から頼んでいる地元の印刷工場さんや、PTA関係者のお知り合いの印刷工場さん

また、最近流行りのネット印刷を使うPTAさんもいると思います。

結構PTA広報誌の印刷工場選びに迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

初めてPTA広報委員さんになった方は、どこを選べば良いのか悩むことも多いと思いますので

今回はPTA広報誌の印刷会社を決めるコツをお伝えいたします。

 

印刷とはなにか

まず印刷工場のことをお伝えする前に印刷とは何かをご説明します。

印刷とは概ね「大量の紙にデザインや文字を写し込む」という事象です。

大きくわけて印刷には2種類あります。

 

プリンター

ご家庭や会社にあるインクジェットプリンターやレーザープリンター、コンビニなどにある複合機(コピー機)等をプリンターと呼びます。

インクを直接紙に吹き付けたり、熱で転写させたりして印刷していきます。

ちなみにオンデマンド印刷というものもありますが、それもこのプリンターの一種と思っていただいて結構です。

プリンターの特徴とメリット

綺麗さはプリンターによりますので何とも言えませんが、少量の印刷に向いており一枚単位で印刷ができ、すぐに出来上がるのが特徴

 

プリンターのデメリット

一枚あたりの単価が非常に高いのが特徴

 

オフセット印刷(輪転機)

いわゆる印刷工場にある大型の印刷機です。

小さいものでも6畳の部屋くらい、大きいものだと一般住宅が3軒分位巨大なものもあります。

オフセット印刷の特徴とメリット

キレイに大量の印刷を行え、印刷すればするほど単価が下がるのが特徴

 

オフセット印刷のデメリット

最初に判子(のようなもの)を作るのでその分印刷に取り掛かるまで時間がかかるのと、判子作成費用がかかります。
またインクが乾くまで時間を要するため仕上がり、お手元に届くまで時間がかかるのが特徴

 

プリンターとオフセット印刷の使い分け

明日会議で配る数十枚程度の印刷物はすぐに必要なものですのでプリンターでの印刷が向いています。

数百、数千を印刷する場合はオフセット印刷が圧倒的に安価でメリットがありますが仕上がりまでに時間がかかりますので計画性が必要です。

またオフセット印刷は小ロット単位での依頼は難しく、大体100部単位のところが多いと思います。
(例:希望枚数が155枚の場合は200枚、238枚はの場合は300枚で依頼する)

単価が高くても良いのですぐに使いたい=自宅やコンビニでできるプリンター

単価を下げたい、日にちに余裕がある=印刷工場に依頼するオフセット印刷

と考えるのが良いと思います。

 

印刷ってもっと少ない枚数、細かい単位の枚数で印刷できないの?

「PTA広報誌を無駄な枚数印刷するのは嫌なのでもっと細かい枚数で印刷できませんか?一枚でも少ないほうが安くなるでしょ?」

と問い合わせをいただくことがありますが、結論から言いますと小ロット印刷も可能ですが、実は単価は上がります。

環境問題に取り組む企業様から広告の依頼時に「環境問題を考慮し高くても良いので小ロット印刷して欲しい」と依頼されることがあります。

その場合は企業様の意向なので割高でもよろしいかと思いますが、PTA広報誌の場合は得策だとは思えません。

300枚より250枚のほうが高くなりますので、弊社としては多めに印刷していただき残った分はサンプルとして保管する事をオススメしております。

 

印刷会社(印刷工場)とはなにか

では本題の印刷会社についてご説明いたします。

印刷会社は大きくわけて以下の3つに分類されます。
※大型の印刷工場は個人の依頼は受けない傾向にあるので今回は割愛

 

1.小さな印刷工場(町の印刷屋さん)

どの街にもある地元に根ざした小さな印刷工場

印刷工場の特徴とメリット

データを直接持ち込んで印刷してくれる。規模にもよるが営業マンがいてデータを取りに来てくれたり、データ作成のアドバイス(提案)を受けれる場合がある。
途中で色のチェック(色校正)もさせてもらえたり、顔が見えた取引ができるので安心感がある。

 

印刷工場のデメリット

直接頼むんだから安いんでしょ、という意見を良く聞きますが意外とそうでもないです。
人が多く介在するためその分料金が高い傾向にあり、また印刷も技術職のため印刷が上手かどうかの判断が一般の方には判断が難しい(工場によって癖がある)。
主な取引先が我々のようなプロが多く、印刷(業界)ルールを知らない一般の方との取引はトラブルの可能性があるので敬遠する工場も多い。
一般の方からのデータには不確定要素が多く、業界の常識が通用しない(面倒で手がかかる)ため、その分価格が上がることもございます。
データのトラブル、不確定要素についてはまた別の機会にご説明いたします。

 

2.ネット印刷

最近TVCMを見ることも多くなったネット印刷
町の印刷屋さんと何が違うのかご説明します。

ネット印刷の特徴とメリット

なんといっても印刷が安い。コレが一番のメリット。仕上がりは会社によるが私の所感だと平均点以上は取れてる会社が多くプロが見ても意外と平気。

 

ネット印刷のデメリット

基本的に依頼方法はHPを見て自分で調べて行うため、印刷ルールを知らない人が利用するにはハードルが高い。
プロは仕上がりをイメージしてデータを作成するが、一般の方には難しく出たとこ勝負。サポートセンターもあるが電話をしてもある一定の知識がないと話にならない。
郵送で色校正もできるが私の所感としては気休め程度であんまり意味がない。(やらないよりは良い程度)

ちなみに元あまちゃんが宣伝している会社は自前で印刷工場を持たず、全国の印刷会社と提携しその時に空いている工場に仕事を回すというシェアリングサービスなので、どの工場に当たるかでかなり仕上がりに違いが出ます。
安定しない仕上がりと言うのは我々プロにとって非常に厄介です。(誰にとっても厄介だとは思いますが…)
特に品質にこだわらない使い捨てのチラシやちょっとしたご案内などであれば価格的にはありかもしれません。

 

3.デザイン会社・広告代理店

自社でデザインを行い、提携印刷工場に印刷を依頼する会社。弊社はここに分類されます。

代理業としてお客様からお預かりしたデータを印刷工場に出稿させていただきます。

デザイン会社・広告代理店の特徴とメリット

プロから見て納得できる印刷工場での印刷なので安心感がある。料金は町の印刷工場とネット印刷の中間程度。制作のアドバイスをさせていただいたり、印刷の失敗が無いようデータをチェック&修正もさせていただきます。
オフィスソフト(エクセルやワード)も印刷可能ですので自作デザインでも失敗が無いPTA広報誌の印刷を提供させていただきます。また弊社はPTA広報誌を専門に取り扱っている部署が対応いたしますので、一般の方との取引にも慣れており、お届け後の商品に検品保証期間があるのも安心できるポイントです。

 

デザイン会社・広告代理店のデメリット

ネット印刷より多少高い。データの受け渡しはネット経由か郵送のみ。

 

PTA広報誌印刷依頼の注意点

どこに印刷を頼むとしても共通の注意点がございます。

 

スケジュールは事前にしっかり決める

当たり前の事ですがスケジュール管理は非常に重要です。

印刷の仕上がり日程は会社によって違いますので必ず事前に確認をしましょう。

 

繁忙期にはご注意を

印刷工場は無限に印刷できるわけではなく、時間あたりに印刷できる枚数が限られています。

かなり多くの印刷を捌くことはできますが、それでも限界があります。

なので繁忙期になると、希望納期までに印刷してもらえないということも珍しく有りません。

特に割安なところ、使い勝手の良い会社から埋まっていきます。

 

印刷業界の主な繁忙期は、世の中のイベントが有る2周間前から繁忙期になります。

例えば年末の忙しい時期はバーゲンセールの広告など多く目にしますよね。

そうゆうイベントが有る少し前が繁忙期になります。

主に2月、3月、7月、11月、12月が繁忙期と思っていただいたほうが良いと思います。

この時期に依頼する場合は事前確認を入念に行ってください。

 

デザインには一切関与しない

印刷を受ける会社に共通して言えるのは、いただいた印刷データのデザインには一切関与はいたしません。

確認するのは印刷用データとして問題が無いかだけだということは理解しておく必要があります。

「デザインデータ」と「印刷用データ」の違いがわからない人も多いと思いますが、確認する部分が違います。

しっかり区別して考えることが大事です。

 

PTA広報誌のミカタは少し違う

弊社でも基本的には印刷用データとしての確認のみですが、気になることがあればお客様にお伝えするようにしています。
例:写真の大きさがあって無い、画質の問題がある等

また聞いていただければ、デザインのアドバイスをさせていただくこともございます。

アドバイスのご希望がございましたらお気軽にお伺いください。

 

例えるなら印刷は家を建てるのに似てる

印刷工場選びを私は以下のように家を建てるのに似ていると思っています。

■小さな印刷工場:設計図も作って大工さんも手配してくれるハウスメーカーのような存在。学校に来てくれたり御用聞きもしてくれて安心できるがその分人件費もかかるため意外と高い。

■ネット印刷:設計図は自分で作って町の大工さんに直接依頼するイメージ。図面に問題があってもそのまま図面通りに家ができあがる。一番安くでいるけど自分の設計図(デザイン)で良いのか出来上がるまで心配。

■PTA広報誌のミカタ:建築士に依頼し図面を引いてもらい、建築士が認めた大工さんに依頼するイメージ。建築士高いんでしょ?と思われますがマージンが無いため値段は思ったほどではない。

 

 

まとめ

小さな印刷工場 TVで見るネット印刷 デザイン会社・代理店 PTA広報誌のミカタ
安心感
料金
依頼しやすさ

「PTA広報誌の印刷会社はどこが便利?印刷会社選定のコツ、料金や注意点まで教えます」はいかがだったでしょうか。

実際には各会社によって、状況やサービスに違いはあると思いますので色々調べられて、自分たちにあった印刷会社を探してみて下さい。

 

手前味噌で恐縮ですが、正直なところ一般の方が弊社のようなデザイン会社へ依頼するのに価格さえあえばデメリットを感じません。

得意なこと、できないことも色々とありますが気になっていただけましたら、以下よりお見積りだけでもご確認ください。

 

また広報誌作成のアイディアやヒント、お取引方法なども記載しております。

よろしければ以下もご確認頂けますと幸いです。

PTA広報誌のミカタをよろしくお願いいたします。

 

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