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PTA広報誌は、保護者と学校をつなぐ大切なコミュニケーションツールです。
行事の報告や先生紹介、お知らせなどをまとめてお伝えできる貴重な媒体ですが、せっかく作っても読まれなかったり、すぐに処分されてしまってはもったいないですよね。
今回は「読みやすさ」と「保管される広報誌」をテーマに、広報誌づくりで押さえておきたいポイントをご紹介します。
読まれる広報誌は“読みやすさ”がカギ
広報誌をつくるときにまず意識したいのが、「読みやすさ」です。
読まれない広報誌に共通しているのが、
✔ 文字が多すぎる
✔ フォントが小さくて読みにくい
✔ 写真がぎゅうぎゅうに詰め込まれている
…といった状態です。
特にPTA広報誌は、年齢や環境がさまざまな保護者が読むもの。情報を詰め込みすぎず、見出しや段落で整理して、余白を意識したレイアウトにするだけで格段に読みやすくなります。
写真も重要な要素ですが、多すぎると逆に何の写真かわからず、読み手の興味をそいでしまうことも。
一般的には1ページあたり15〜20枚程度が見やすく、先生紹介のように多くの人物を掲載する場合も、1ページに20人程度までに留めておくのが理想的です。
読みやすさとは、「読む気にさせるデザイン」でもあります。
文字と写真のバランス、構成のシンプルさが「思わず手に取って読んでしまう」広報誌をつくる第一歩です。
保管される広報誌とは?
「読んでもらえない、読んでもすぐ捨てられてしまう」広報誌にならないためには、“取っておきたくなる工夫”が必要です。
たとえば――
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思い出に残る行事写真やスナップを厳選して掲載
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学年・行事・特集などでテーマを分け、見返しやすい構成
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写真の配置や文字に統一感を持たせたデザイン性
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ペラペラではなく、しっかりした紙質で「冊子感」を出す
特に、卒業アルバムのような役割を果たす広報誌は、質が良ければ家庭でも長く保管される傾向にあります。
「後から子どもと一緒に読み返せる」「家族の思い出として残したい」と思ってもらえる一冊を目指すのがおすすめです。
また、保管を意識した場合は紙の質にも注目したいところです。
PTA広報誌のミカタでは、標準でコート紙110kgのやや厚手の紙を採用しています。手に取ったときにしっかりした印象があり、めくりやすく、長期間の保存にも耐えられる仕様です。
PTA広報誌は、“つながり”の記録
広報誌は、ただの報告書ではありません。
保護者と学校、地域や子どもたちを“つなぐ記録”です。
だからこそ、読まれて、保管されて、次の代にも受け継がれていく広報誌が理想です。
「文章を短く」「写真を厳選」「見やすさを意識する」
それだけでも、広報誌は大きく変わります。
読み手にとって“伝わる”こと。
そして“残したくなる”こと。
この2つを意識して、次の広報誌づくりに取り組んでみてはいかがでしょうか。